宿泊率は過去10年で最高 奈良市の観光客数コロナ前の約5割に回復
2023.08.18 19:03
- 2022年1年間で奈良市を訪れた観光客は前の年より増加し、新型コロナ感染拡大前のおよそ5割まで回復したことが市の調査で分かりました。
- それによりますと、2022年1年間で奈良市を訪れた観光客の数はおよそ930万人で前の年より26.5%増加。新型コロナ感染拡大前の2019年のおよそ5割まで回復しました。このうち宿泊客が占める割合は14.8%で過去10年で最高でした。これは去年10月に全国旅行支援が始まり国内旅行に出かける意識が高まったためとみられます。また、修学旅行で訪れた人の数も増加しコロナ前の2019年の約7割まで戻りました。外国人観光客の数も10月に外国人の個人旅行などが解禁されたことにより11月以降、本格的な回復傾向が見られたといいます。市は新型コロナの感染法上の位置づけが5類に移行したことでさらなる回復を見込んでおり、仲川市長は「今後は宿泊者数を増やすことに特化していきたい」と述べました。