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奈良のニュース
江戸時代から続く宿を未来へ 姉妹が旅館リニューアルに挑戦
2024.10.18 18:40

 江戸時代から続く旅館を両親から受け継いだ姉妹が新たな魅力を作り出そうと挑戦を続けています。メインとなる客室のリニューアルが終わり18日、お披露目されました。


 若草山の麓にたたずむ「古都の宿むさし野」は、約170年前に小さなお茶屋として始まり、文豪・谷崎潤一郎など多くの著名人に愛されてきた旅館です。

 

「こちらが今回改装した明日成のお部屋の水回りです。若草山が一望していただけるようなそんなお風呂になっております」


 お風呂場にはヒノキ、洗面所には杉の一枚板を使うなど、木の温かみを感じることができます。経営を担うのは、姉の晶子さん。妹の実穂さんは、若女将を務めています。


 実穂さんはイタリアで絵画修復士として働いていたという経歴の持ち主で、伝統の継承を大切にするイタリアの文化に強い影響を受けたと言います。

妹 実穂さん

「この宿がどれだけ重要な宿として奈良の中にあるのかというのを海外にも出た中で再発見して、自分が今度は続けていく側に立ちたいと思って継ぐことにしました」


 歳を重ねた両親から旅館を受け継ぎ、「古都の宿」という名前にふさわしく、後世に伝えていきたい。旅館の新たな魅力を作り出す姉妹の挑戦が続きます。

姉 晶子さん

「日本文化であったり、奈良の歴史に触れていただく。そういう拠点の一端となれるようにこれからも2人で精進して頑張っていきたいと思っています」