完全自動運転目指し バスが実験走行
2025.01.24 18:53
- 地域の移動手段の確保などを目指して、明日香村で自動運転バスの実験走行が始まりました。
- 県と明日香村が共同で行っているこの取り組みは2024年初めて公道での実証実験が行われ、今回が2回目です。バスには障害物を検知するためのセンサーやバスの状況を撮影するカメラがあわせて30台設置されているほか、モニターで走行している道路の様子を3Dマップで確認することができます。走行しているのは近鉄飛鳥駅と高松塚古墳、キトラ古墳を結ぶ約4.3キロのルートです。死角が多く前回自動運転での走行ができなかった高松塚古墳の駐車場から車道に出る場所では、道路にもセンサーをふたつ設置することで接近する車を検知し、自動運転が可能になりました。運転手が同乗し危険がある場合などに手動運転に切り替えて走行しますが、観光客や地域住民の移動手段の確保に向けて検証を重ね、完全自動運転を目指すということです。