SFTSウイルス マダニ媒介の感染症 県内で初の感染例
2024.06.14 18:38
- 野山に生息するマダニが媒介するSFTSウイルスについて、県内初の感染者が確認されたと県が14日発表しました。
- 県によりますと感染が確認されたのは、吉野保健所管内に住む80歳代の女性です。6月4日に悪寒や吐き気などの症状がありその後症状が悪化したため、現在は県内の医療機関に入院して治療を受けているということです。SFTS・重症熱性血小板減少症候群は、マダニにかまれることなどでウイルスに感染し、発熱や吐き気、意識障害の他、出血などの症状を起こすとされます。致死率は最大30%程度とされ、現時点では有効なワクチンなどはありません。
- SFTSウイルスの感染例は全国で報告されていますが、県内ではこれが初めてだということです。厚生労働省では農作業やキャンプなど野外で活動するときは、帽子に長袖・長ズボンで肌の露出を減らすなど、ダニに咬まれない対策を呼び掛けています。