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奈良のニュース
9月定例県議会 閉会 事業見直しなど含む昨年度の決算不認定
2024.10.23 18:20

 9月定例県議会が23日、最終日を迎え、山下知事による事業見直しを含む2023年度の決算の議案は、採決の結果、不認定となりました。


 9月県議会では毎年、前の年度の決算を調査、審査する決算審査特別委員会を開いています。23日の本会議では山下知事が行った事業見直しを含む2023年度の決算について、決算審査特別委員会で議案が不認定となったことが報告されました。


その後の討論では「減額補正予算案や代替案が提示されたのち、議論があれば、地域などの混乱は回避できたのではないか」「どう決めたかより、どう成果をあげたかが重要」などの意見が出されました。


採決の結果、賛成13反対25の反対多数で議案が不認定となりました。県によりますと決算が不認定となったのは、記録が残る過去30年間では初めてだということです。なお、不認定となっても行政運営に支障はないということです。閉会後、山下知事は報道陣の取材に応じ、事業見直しの進め方について問題があったとは考えていないとしました。


山下知事

「令和5年度予算は荒井前知事、つまり私が選挙で戦った相手が編成した予算であって、私はそれを見直すということを選挙の公約に掲げて当選したわけですから、それを減額補正の予算を出さずに(事業の)執行を停止するのは当然のことです」