生駒市内の無許可盛り土問題 県 対策工事の費用回収を断念
2024.10.02 19:19
- 2017年に生駒市西松ヶ丘の住宅地で業者が無許可で行った盛り土が崩落した問題で、県は業者に代わって行った対策工事費用の請求期限が切れたとして、費用の回収を断念しました。
- この問題は奈良市にある建設業者が、生駒市西松ヶ丘の住宅地に無許可で盛り土を行い、2017年の台風で一部が崩落したものです。県は2018年3月、行政代執行に踏み切り、業者に代わって法面の崩落を防ぐ対策工事を約1億3000万円かけて行いました。
- 県は業者に工事費用を請求していましたが、一度も支払われることがないまま2024年8月に時効で請求権が消滅し、工事費用の回収を断念したということです。県県土マネジメント部砂防・災害対策課は「債権の時効を迎えたことを遺憾に思う。今後はこのような違反事例が起こらないよう早期の発見に努める」とコメントしています。