旧知事公舎を増改築 吉城園周辺地区の高級ホテル 報道陣に公開
2023.08.22 18:46
- 旧知事公舎などがある奈良公園の吉城園周辺地区に整備が進められていた高級ホテルがオープンを前に22日、報道陣に公開されました。
- 旧知事公舎には昭和天皇がサンフランシスコ講和条約、日米安全保障条約の批准書に署名した応接間、「御認証の間」があり、ホテルの受付があるレセプション棟にはこの部屋が当時のまま残されています。「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良」は県が誘致を進め、不動産・ホテル事業を手掛ける森トラストと世界各国でホテル運営などを手掛けるマリオット・インターナショナルの最高級のブランドに位置づけられています。ホテルには、全部で43の部屋があり、グレードごとに造りは異なりますが、どの部屋からも歴史や自然豊かな景色を楽しむことができます。
- デザインは建築家の隈研吾さんが手がけ、レストランでは茶粥や飛鳥鍋など奈良の食文化を取り入れたメニューが提供されます。
- 総支配人 羽鳥寛之さん
- 「春日大社、東大寺、興福寺といった世界遺産に囲まれた場所にこのホテルがございます。奈良の魅力そのものをお伝えするような、奈良の最高の案内役というような役割を担っていければと考えています。」
- 8月29日(火)にグランドオープンする予定です。