荒井知事 4期16年を振り返る
2023.04.26 18:55
- 荒井知事は5月2日の任期満了を前に報道陣の取材に応じ、4期16年の県政運営を振り返りました。
- 荒井知事
- 「すがすがしいということでございます。4期のいろいろな成果を見ていまして職員のすごい踏ん張りがあったなと思っています。感謝しています。」
- 荒井知事は2007年の知事選挙で初当選。雇用創出など脱ベッドタウンに向け取り組んだ16年を成果があったと振り返りました。そして、今回の知事選で5期目を目指したものの、落選。保守分裂となり候補者の一本化を望む声があったことについては、一本化は自身が引退することを意味するのではないかとし、「それでは支援者に義理が立たない。自分は降りるつもりはなかった」と改めて強調しました。そして、今後の県政運営については―。
- 荒井知事
- 「リニアの奈良市附近駅の設置、2000m滑走路の防災拠点、それと大和平野中央(プロジェクト)ということを訴えてきましたので、それは私の手でなくてもいいんですけれども、そのような夢は奈良県民は望まないところかどうかというのが問題ですね。望んでおられたら実現を願って、県民と一緒に願いたいなと。とにかく奈良県をよくしていただきたいなと思います。」
- また、午後は5月3日に知事に就任する山下真さんに業務の引き継ぎを行いました。知事選で日本維新の会の山下さんは、26万6000票余りを獲得し、初めての当選を果たしました。荒井知事から引き継ぎを受けた山下さんは、重責に身の引き締まる思いと話し、県政運営に全力で取り組む考えを示しました。
- 知事選で初当選 山下真さん
- 「(荒井知事は)私とは政策に関しては違いはございましたけれども16年間県民のために力を尽くしてこられたと思いますので、心よりお疲れさまでしたと申し上げたいと思っていました。奈良県の持つ潜在的な力をなるべく生かして、県民がプライドを持てる誇れるそんな県にしていきたいと思っております。」
