阪神・淡路大震災から30年 東大寺で犠牲者の慰霊法要
2025.01.17 18:56
- 阪神・淡路大震災の発生から17日で30年です。世界遺産・東大寺では震災で亡くなった人の冥福を祈る法要が行われました。
- 午前10時、慰霊と追悼の気持ちを込めた鐘がつかれました。18回の鐘の音が響く中僧侶ら約20人が念仏堂で、震災で亡くなった人の冥福を祈り、読経しました。
- 阪神・淡路大震災では災害関連死を含む6434人が亡くなりました。住宅やインフラにも甚大な被害があり、この教訓をどう生かしていくかが課題となっています。この法要は震災から30年の節目の年を迎えるにあたり、行われたもので、参拝者は念仏堂の前で焼香し静かに手を合わせました。
- 東大寺 橋村公英 別当
- 「1月17日におつとめをさせてもらうのが一番良いかなということで、追善回向をさせていただくということにしました。前回のような災害の被害を少しでも命が助かるようなかたちでしのいでいけるかということを、自分のこととして思っていくのが大事なのかなと私は思いました。」