唐招提寺で瓊花が見ごろ
2023.04.27 18:51
- 奈良市の唐招提寺で、寺を開いた鑑真和上ゆかりの白い花・瓊花が見ごろとなっています。

- 境内を彩る純白。ガクアジサイのようなこの花は、真ん中の小さな花を囲むように、5弁の花びらのようなものを8つ付けることから、八仙花ともいわれています。瓊花は、唐招提寺を開いた鑑真の故郷である、中国・江蘇省揚州市に古くから咲くもので、鑑真が亡くなって1200年となった1963年に、中国仏教協会から一株が寺に贈られました。

- いまは、御影堂の西側などで、毎年この時期に花を咲かせ、甘い香りを漂わせながら境内に緑と白のコントラストを描いています。唐招提寺によりますと、開花は例年よりおよそ1週間早く、今が満開となっており、見ごろはあと数日になりそうだということです。