県立万葉文化館 特別講演会「大和の伝統芸能」
2023.02.12 19:03
- 奈良ゆかりの仮面芸能をテーマにした特別講演会が、明日香村の、県立万葉文化館で開かれました。
- この特別講演会は、県立美術館の開館50周年を記念して開かれました。
- 能面を製作する能面打ちの見市泰男さんが「伎楽・舞楽・能楽」の3つの芸能の仮面について、その成り立ちや歴史を解説しました。
- この中で見市さんは、伎楽面は頭全体を覆うが、能面は顔の半分のみを覆います。
- 伎楽と舞楽では、言葉が発せられることはほとんどないが、能楽は祈祷の際に演じられた歴史から、言葉がとても重要な芸能です、と違いを見るポイントを話しました。
- さらに仮面の材料について、彩色技術の発達により素材となる木材の種類も変化したことなど、能面打ちならではの視点で歴史を紐解き、参加者は、仮面芸能に秘められた魅力について理解を深めていました。