恫喝問題の宇陀市議 政治倫理条例違反と市長に答申
2023.02.25 18:31
- 宇陀市の市議会議員が市長を恫喝したなどとされる問題で、市の政治倫理審査会は24日議員の行為は、市の政治倫理条例に違反すると市長に答申しました。
- この問題は、近鉄榛原駅前にある交流施設の指定管理者選定をめぐり、2022年9月宇陀市議会の廣澤孝英議員が、市の幹部職員に対して、強要や尋問などをしたとされたほか、9月に開かれた市議会本会議では、答弁で名前を出された廣澤議員が、終了後に市長へ詰め寄り「喧嘩うっているんですか」などと恫喝したということです。
- 金剛市長からの諮問を受けた市の政治倫理審査会は、廣澤議員の行為は恫喝ではなかったとしたものの、言動が議員としての品位を損なうなどとして、市の政治倫理条例に違反すると結論付けました。
- 答申を受けて会見した金剛市長は、次のように語りました。
- 宇陀市 金剛市長
- 「職員を守る。そのために諮問したので、答申の内容は職員の気持ちに寄り添っていただけたものと思います。」
- 市は今後、市議会の議長に報告し、厳正な対応を求めることにしています。
- 一方、廣澤議員は「恫喝ではないとの結論は、私の思いを受け止めていただいたものと判断している。今後、弁護士と相談して対応したい」などと話しています。