約350年続く秋の伝統行事 「鹿の角きり」はじまる
2024.10.12 19:46
- 古都・奈良の秋の伝統行事「鹿の角きり」が奈良市にある鹿の保護施設「鹿苑」で12日から始まりました。
- 江戸時代からおよそ350年続く「鹿の角きり」は、発情期を迎えた雄ジカが人に危害を与えたり、シカ同士が突き合ってケガすることを防ぐため、当時、シカの管理者であった興福寺が始めたとされています。
- 行事では、およそ20人の「勢子」と呼ばれる人たちが声をかけ合いながら暴れるシカと駆け引きを繰り広げ、シカを追い込みながら角に縄をかけました。
- そして「神官」役が成長した角をノコギリで切ると観客からは拍手が上がりました。
- 観客は
- 「すごく楽しかった。シカさん速かった。」
- 「すごい迫力でしたね。手に汗握るとはあのことで、最後捕まえるシーンとかも凄かったですね。来て良かったです。」
- と話していました。
- 「鹿の角きり」は14日まで開かれています。