関西大学ラグビーAリーグ 天理大学 4季ぶりの関西制覇!
2024.12.02 18:37
- 関西大学ラグビーの最高峰・Aリーグの最終節が30日行われ、天理大学がライバル・京都産業大学に快勝し、4シーズンぶり13回目の優勝を果たしました。
- 昨シーズンの最終節、漆黒のジャージーは終盤、王者の猛攻を受け、つかみかけた関西王座をわずか1点差で逃しました。雪辱を誓ったあの日から1年。優勝をかけた大一番は、またも同じ組み合わせ。運命に導かれし決戦が今、始まります。
- ともにリーグ戦5勝1敗の勝ち点25。勝てば優勝の頂上決戦は序盤から京都産業大学のパワフルなアタックを天理が低いタックルと前に出るディフェンスで抑え込みます。
- 京都産業大学自慢のスクラムでもともに1トライずつ、2点を追う天理は前半36分、敵陣深くのラインアウトから連続攻撃。密集のサイドを足の肉離れから復帰したプロップの松野が突き抜け逆転に成功します。
- しかし、その直後、天理は大黒柱のナンバー8・ヴァカタにアクシデントが発生。肩を痛め退場すると前半終了間際のスクラム。京都産業大学にペナルティゴールを決められ2点差。嫌な流れで前半を折り返します。
- そして後半、またもスクラム。
- 松野 楓舞選手
- 「(退場で)重さが変わってきたので低さであったり自分たちの細かい部分をもう一度見直そうとしました。」
- 大黒柱が抜けてもチームは1つ。反則を奪い敵陣に入ると、ウイング・ナイバルワガのビッグゲインで一気に攻め込みます。後半14分、ウイングの平松が飛び込みトライを奪い嫌な流れから一転、リードを広げます。
- この後も2本のトライを重ねた天理は最後まで集中力を切らさず鉄壁のディフェンスで主導権を渡しません。
- そして迎える歓喜の時。
- 天理は31対15の快勝で去年の雪辱を果たしました。そして全国制覇を成し遂げた2020年度以来、4シーズンぶりの関西制覇です。
- 松野 楓舞選手
- 「スクラムで試合を作ってくる京産大に対し、自分がしっかり役割を果たせたところで念願の優勝が出来たのでものすごくうれしいです。」
- 筒口 允之主将
- 「少しずつ成長してきているのかなと自分たちも実感している部分ではありますし、選手権に向けてチャレンジャーとして臨んでいくので謙虚にひたむきに天理らしく泥くさく頑張っていきたいと思います。」
- 天理は12月22日の大学選手権準々決勝、明治大学と東海大学の試合の勝者と対戦します。