2日(水)

北部
南部

3日(木)

北部
南部
  • ただいま放送中
  • 23:01
  • GOLF ソコカラ プロへの道
  • 次の番組
  • 23:30
  • 水曜エンタメタイム いい福みつけ旅
奈良のニュース
聖武天皇即位1300年 奈良博と奈文研が特別展で初コラボ
2024.10.02 19:20

 正倉院展に合わせて今年2月に出土した、奈良時代の聖武天皇に関わる木の札・木簡が奈良文化財研究所と奈良国立博物館で同時に公開されることになりました。この2つの機関が共同で特別展を開くのは初めてです。


 2日は、奈良文化財研究所の本中眞所長と奈良国立博物館の井上洋一館長が並んで、10月22日から同時に開く特別展について発表しました。今回公開されるのは、2024年2月に奈良市の平城京跡の発掘調査で見つかった、奈良時代の聖武天皇の即位後の重要な儀式、「大嘗祭」に関わるとみられる木簡です。この木簡は大嘗祭のための物資を運んだ荷札とみられ、「大嘗」という文字や年号、多彩な供え物、発送元とみられる地名などが記されており奈良時代の大嘗祭に迫る大きな発見として注目されています。


今回のコラボ企画は、この大嘗祭から今年でちょうど1300年にあたるのを記念して実現したということです。

奈良国立博物館 井上洋一 館長

「大嘗祭木簡の出土によって正倉院宝物の作られた時代の解像度を上げる、まさに聖武天皇の生きた時代を本当に鮮明にお示しすることが出来るのではないか。」


奈良文化財研究所 本中眞 所長

「2つの機関が得意分野を持ち寄ることに大きな意義があると思っている。」


特別展は、平城宮跡資料館で12月8日まで。奈良国立博物館なら仏像館で11月11日まで開かれます。