県独自の手引き作成へ 県道路斜面防災点検検討委員会
2025.02.20 18:59
- 県内の山間部を通る道路を対象に、防災のための点検を強化しようと、具体的な方法などを検討する委員会が県庁で会合を開きました。

- 県では、2023年12月に下北山村の国道169号で発生した土砂崩れを受けて、原因究明の調査や研究などを進めています。その成果を、県内の山間部を通るほかの道路の防災点検の強化につなげるため、検討委員会を開き、県独自の手引きの作成を目指しています。
- 20日の会合では、手引きの案について説明が行われました。案では、大規模な災害の兆しを見落とさないようにするため、従来の目視に加えて、レーザーなどを使った点検を重視し、地盤だけではなく、斜面を覆うモルタルなど、設備も含めて安全性を調査するとしています。

- 県は、今回の会合で委員から出た修正意見をもとに、3月末までに手引きを完成させる方針です。そして、新年度からの点検業務で試験的に導入してデータを蓄積し、道路の防災点検の精度を高めていきたいとしています。
