奈良市の霊園に死体を遺棄 弁護側は無罪を主張
2025.01.21 18:35
- 2024年11月、奈良市の霊園に母親の死体を遺棄した罪に問われた男の裁判で、弁護側は無罪を主張しました。
- 起訴状などによりますと、大阪府吹田市のアルバイト従業員・藏田隆一被告(71)は、2024年11月上旬、奈良市にある霊園に母親である藏田光さんの遺体を、自身が名義人となる区画の土の中に埋め、死体を遺棄したとされています。21日の初公判で藏田被告は、「埋めたことは認めますが、母の命令に従ってやったことで、故意ではありません」と述べました。
- 検察側は「母親が自宅で亡くなっているのを発見し、11月10日死体を車に乗せた上、持参したスコップで穴を掘り中に入れた」と指摘。弁護側は「習俗上の埋葬等とは認められない態様で死体等を放棄し、隠匿する行為ではないため、遺棄には当たらない」として無罪を主張しました。