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奈良のニュース
奈良市美術館 永井秀幸 とびでる!錯覚3Dアート展
2024.08.15 18:37

 平面に描かれた絵が、立体的に見える3Dアートの展覧会が、奈良市美術館で開かれています。


 宙に浮かんだように見えるボールに、滑り台で楽しそうに遊ぶネズミたち。立体感にあふれたこれらの作品は、すべて鉛筆などで描かれた平面の絵です。


 作者の永井秀幸さんは、スケッチブックから飛び出して見える3Dアートを中心に、企業とのコラボ作品や絵本の出版など、さまざまな表現活動を行っています。


 永井さんは、カメラを使って視点を定める手法で、絵を描いているといい、展示されている作品には観る方向が示されているほか、すべて撮影できます。また、絵に触れることができるコーナーもあり、親子がパーツを手に取って、作品と一体的になれる写真の撮影を楽しんでいました。


 陰影を巧みに使い、錯覚を呼び起こす作品が、会場全体を不思議な楽しさで包み込むこの展覧会は、8月25日まで開かれ、入場は無料です。