26日(火)

北部
南部

27日(水)

北部
南部
  • ただいま放送中
  • 02:30
  • ショップジャパン
  • 次の番組
  • 03:00
  • ショップジャパン
奈良のニュース
同居女性を殺害し現金奪う カメルーン国籍の男に無期懲役求刑
2024.05.28 19:30
 2021年7月、同居していた女性を殺害して現金約3000万円を奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われたカメルーン国籍の男の裁判が開かれ、検察側は無期懲役を求刑しました。


 強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われているのは、カメルーン国籍の男、フォルゲ・ムンヤ・フィデル被告(31)です。


 起訴状などによりますと、フィデル被告は2021年7月、同居していた大和郡山市の介護職員・笹岡順子さん(当時56)を殺害して遺体を奈良市内の雑木林に遺棄したうえ、現金約3000万円を奪ったとされています。


 フィデル被告はこれまでの裁判で起訴内容を認めていて、28日の裁判では遺族の意見陳述が行われました。笹岡さんの長女は「どれだけのものを奪ったのか考えてほしい。被告には一生忘れないでほしい」と述べました。続いて行われた論告で検察側は「強固な殺意が認められ、残虐かつ悪質」と指摘し、「高額な現金に目がくらみ人の命をないがしろにしたもので、くむべき事情はない」として、無期懲役を求刑しました。


 一方で弁護側は外国人が日本で住むことの難しさを事件の背景にあげ、「被告は深く反省をしている」として懲役25年が相当と主張しました。判決は6月4日に言い渡されます。