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奈良のニュース
監督からのパワハラは認められず 山辺高校サッカー部 原告1人の訴え一部認める
2023.05.26 19:27
 県立山辺高校が提携している企業のサッカーアカデミーで、監督からパワハラを受けたとして、元生徒2人が損害賠償を求めた裁判で、奈良地裁は26日、一部の指導内容に不法行為があったと認めました。


 訴状によりますと県立山辺高校サッカー部とアカデミーの選手だった2人は、元Jリーガーの監督から暴言を浴びせられるなどのパワハラを受け、退寮を余儀なくされたとして、2020年6月、アカデミーの運営会社と監督に対し、あわせて1100万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。26日の判決で奈良地裁の太田雅之裁判官は「違法なパワハラ行為があったとはいえない」などとして、原告2人のパワハラに関する訴えを棄却しました。一方で原告のうち1人が、他の部員との話し合いで毎日1人でトイレ掃除をさせられたことを、監督が認識しながら放置したことについては不法行為が成立するとして、監督と運営会社に対し慰謝料など計6万円を支払うよう命じました。訴えの一部が認められた1人は会見を開き、判決について「納得している」と述べました。また山辺高校サッカー部とアカデミーをめぐってはことし2月にも別の元部員が監督からパワハラを受けたとして、運営会社と監督、奈良県を相手に330万円の損害賠償を求め提訴しています。