奈良市女児誘拐殺害事件から20年 父 茂樹さん 今の思い綴る
2024.11.17 19:26
- 奈良市の当時、小学1年生だった有山 楓さんが下校途中に誘拐、殺害された事件から、17日で20年です。
- 楓さんの父・茂樹さんが今の思いを綴りました。
- 2004年11月17日、当時、小学1年生だった有山 楓さんは、下校途中に誘拐され殺害されました。
- 事件から17日で20年。
- 楓さんの父・茂樹さんが県警を通じて手記を寄せました。
- 茂樹さんは「よく節目と言われますが、悲しみや後悔の思いは時間が過ぎようとも変わることはありません」
- 「楓がいない20年間、私は前に進まなければならないと必死にもがいてきましたが、一歩が本当に重く感じる毎日でした」と、この20年間の思いを記しました。
- そして「行政、地域、学校による安全への取り組みが続くことを心より願います」と今の思いを綴っています。
- 17日、奈良市役所では同じような事件が二度と起こらないよう願う「子ども安全の日の集い」が行われ、学校関係者や地域の人らおよそ150人が黙祷を捧げました。
- その後、学校、地域、行政などの代表者が、それぞれの立場から、子どもの安全を守るための取り組みについて紹介し、登下校の見守り活動を行う地域ボランティアの高齢化や、担い手不足が課題となることなどが共有されました。
- 集まった人は、事件の教訓を忘れることなく、子どもたちを犯罪から守る安全対策について確認し合っていました。