公判前整理手続き中止で 山上被告「次回以降出席するかは考えたい」
2023.06.22 19:57
- 安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪で起訴された山上徹也被告が裁判の公判前整理手続きについて、「次回以降出席するかどうかは考えたい」といった趣旨の内容を話していることがわかりました。
- 山上徹也被告の裁判の争点を明確にする「公判前整理手続き」は、6月12日に奈良地裁で行われる予定で、山上被告はこの手続きに出席する意向を示していました。
- しかし、午前11時過ぎ、奈良地裁に不審な段ボール箱が届いたことから急きょ中止となりました。ただこの段ボールの中身は被告の減刑を求める署名で、危険物ではありませんでした。
- 山上被告の弁護団は22日、報道陣の取材に応じ、被告が接見のなかで「自分が出席するということでこういった騒ぎになったので、次回以降出席するかどうかは考えてみたい」という趣旨の話をしていると明かしました。
- 弁護団によりますと山上被告は拘置所では新聞のほか、寄せられた手紙や本を読んでいるといいます。
- なお公判前整理手続きの次回の期日は未定で、初公判の時期は来年の夏以降になるとの見方もでています。