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奈良のニュース
大阪・関西万博 河瀨さんのパビリオンなど内覧会
2025.04.04 18:44

 大阪・関西万博の開幕まであと9日。奈良市出身の映画監督・河瀨直美さんらがテーマ事業プロデューサーをつとめたパビリオンが、3日、一足先に報道陣に公開されました。


 大阪市此花区の夢洲が会場となる大阪・関西万博。内覧会の始まりには奈良市出身の映画監督・河瀨直美さんをはじめとする8人のテーマ事業プロデューサーが登場しました。

8人は、全長およそ2キロの大屋根リングに囲まれたエリアの中心に位置するシグネチャーパビリオンを担当。今回の万博のテーマである「いのち」を起点にそれぞれが手法を凝らしたパビリオンが並びます。このうち、河瀨さんは「いのちのあかし」と名付けられたパビリオンを手がけました。


スクリーン越しに登場する対話者と、来場者1人が約10分間の対話を繰り広げる「対話シアター」に加え、来場者同士で対話できる「森の集会所」と「エントランス」の3つの木造建築からなり、それぞれ奈良と京都で廃校になった校舎が移築されています。このうち「森の集会所」と「エントランス」には、廃校になった十津川村、旧折立中学校の校舎が活用されています。


大山記者

「この場所は旧折立中学校の南棟の校舎が使われているエントランスです。こちらの柱には多くの生徒たちが過ごしてできたキズや、落書きがそのまま残っており、当時の記憶が刻み込まれています。」


旧折立中学校は1952年に建設され、2012年に閉校しました。校舎は、一度解体してから組み立てられたといい、大阪・関西万博で新たないのちが吹き込まれました。パビリオン内には奈良や京都を中心に集めた200種類を超える草花も植えられており、原風景を表現しているということです。視点を変えることで新たな価値が生み出されたこの場所で、シナリオのない対話が積み上げられていきます。

テーマ事業プロデューサー 河瀨直美さん

「楽しんでください、楽しんでいただければ、対話そのものがなにか自分にとっていい経験になっていくんじゃないかと思いますし、難しく考えないで本当にその場でその時間を楽しんでいただければ豊かな対話に繋がっていくんじゃないかなと思っています。」


「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪・関西万博は、4月13日に開幕します。