県人事委員会 県職員の給与・ボーナス 引き上げを勧告
2024.10.08 18:34
- 県人事委員会は8日、県職員の給与とボーナスが民間の平均を下回っているとして3年連続で引き上げるよう知事に勧告しました。
- 8日、県庁で県人事委員会の森宏之委員長が山下知事に勧告書を手渡しました。勧告書によりますと県職員の平均月給はことし4月で36万2398円だったといい、県内の民間企業の平均額を1万1032円、率にして3.04%下回りました。このため、県人事委員会は初任給および若年層に重点を置いて月給を3.04%引き上げるよう勧告し、3%を超える引き上げは約30年ぶりとなります。初任給は大卒では22万5600円、高卒では19万4500円となり、2万3000円余りの上昇となります。
- また、ボーナスについても支給月数を0・1カ月分引き上げ年4.6カ月とするように勧告しました。勧告通りに引き上げられると県職員の年収は平均年齢40.7歳で620万8000円となります。
- 山下知事 「今回の勧告は社会経済情勢の変化を踏まえ、県民サービスを充実させるためには、優秀な人材確保が求められるという観点からの勧告だと受け止めておりますので、この勧告内容を十分尊重したうえで適切に対応します」