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奈良のニュース
第106回全国高等野球選手権大会 3回戦 智辯学園が小松大谷を破り準々決勝進出
2024.08.17 19:03
 夏の全国高校野球は17日、3回戦が行われ奈良代表の智辯学園は、3回戦で石川代表の小松大谷と対戦。

 投打がかみあい準々決勝進出を決めました。

 2回戦で春の選抜優勝校、健大高崎を破り、勢いに乗る智辯学園。

 1回裏、ランナー3塁の場面で、4番中道がレフトへタイムリーヒットを放ち、幸先よく先制します。  

 しかし直後の2回、制球が安定しない智辯学園エース田近が、小松大谷打線につかまり逆転を許します。

 その後、相手の守備の乱れもあって4回に勝ち越した智辯学園は、4対2で迎えた5回、1アウト3塁とチャンスを作り、打席には5番近藤。

 智辯学園 近藤大輝 選手は「ここは自分が1本打って、ピッチャーを楽にさせてあげようと」と話します。

 ライトの頭を越すスリーベースヒットで1点を加えると、続く6番少路。手堅くスクイズを決め、差を4点に広げます。

 序盤こそ制球に苦しんだ先発の田近でしたが、コントロールされたストレートとキレのある変化球で、緩急をうまく使い7回12奪三振のピッチング。

 試合の主導権を、最後まで渡さなかった智辯学園。

 最後は、8回途中からマウンドに上がった2年生田中が、粘る小松大谷を振り切り、準々決勝進出を決めました。

 智辯学園 田近楓雅 投手は「手強い相手だったんですけど、2回に2点取られて、これ以上取られたら向こうに流れがいってしまうという思いがあったので、そこから修正してしっかり自分のピッチングをして、相手バッターを抑えられたので、そういった面では自信になったと思います。

 日本一になるために先を見ずに、次の相手に向かっていって、一戦必勝で全員で戦いたいと思います」と話しました。

 智辯学園の準々決勝は、大会12日目 8月19日の予定で、京都代表の京都国際と対戦します。