當麻寺中之坊 新作障壁画特別公開
2025.02.03 18:57
- 葛城市の當麻寺中之坊では、日本画家、村上裕二さんの新作障壁画が特別公開されています。
- 特別公開は、村上さんが、2020年より構想を練り制作していた障壁画が完成し中之坊に奉納されたことを記念するものです。これは、横約11メートルの大画面に描かれた龍。飛鳥時代、當麻寺が開かれた時に役行者が本堂の前で祈り熊野から龍神を呼び寄せたという伝承をモチーフに描かれています。
- また、龍の近くには、金剛杵に導かれた弘法大師空海が描かれ真言密教が當麻寺に伝えられた事を表現しています。東には、古代大和のシンボル、日の昇る三輪山、西には、人々が来世への想いを寄せた日の沈む二上山が描かれ大和平野を巨大な龍が悠然と泳ぐさまを表しています。大迫力の龍が見られる特別公開は2月24日までです。