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奈良のニュース
企画展「墳墓のインテリアデザイン」
2025.01.15 18:40

 古代中国の漢から唐の時代にかけての墓の内装に焦点をあてた企画展が、天理参考館で開かれています。


 古代中国で、死者を埋葬する墓「墳墓」は、死後のすみかとされ、内部には様々な装飾がほどこされました。中でも副葬品には、日常的な調度品などが含まれさながら、インテリアの役割があったといいます。


 こちらは、墓を守るために配置された置物で、漢の時代、番犬が多く使われていたものが、次第に想像上の動物へ置きかわり唐の時代になると、仏教要素を取り入れた武人へと変遷しています。


 また、被葬者の移動用として配置された乗り物は、馬から牛車へと移り変わっていく様子が分かります。


 さらに、娯楽も完備されており、当初は、古代中国で人気を集めたというボードゲームでしたが、シルクロードを経て西洋の文化が伝わると騎馬競技へと変わっていく時代背景が見てとれます。中国大陸の墳墓の文化がどのように変化したかを学べるこの企画展は、3月3日まで開かれています。