県内経済情勢報告「持ち直している」10期連続で据え置き
2025.02.07 18:39
- 奈良財務事務所は1月までの3カ月間の県内の経済情勢について「持ち直している」として、前回判断を据え置きました。
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- 奈良財務事務所は3カ月に1度、県内の経済状況についてまとめた「経済情勢報告」を発表しています。それによりますと「個人消費」については物価上昇による消費者の節約志向が一層高まっているものの、インバウンドや国内観光客の増加により観光関連の業種が回復していることなどから、「緩やかに回復しつつある」としています。
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- また、「雇用情勢」については働き方改革や労働環境の改善により自己都合での離職者が減っていることなどから「緩やかに持ち直している」としています。
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- こうしたことから全体としては「持ち直している」として10期連続で前回の判断を据え置きました。奈良財務事務所は、先行きについて、「雇用・所得環境が改善するなど持ち直していくことが期待される」とする一方で、「物価上昇やアメリカの政策動向、中東地域をめぐる情勢などに十分注意する必要がある」としています。