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奈良のニュース
奈良市環境清美工場　約２０年前の工事の不備が発覚
2023.12.07 09:58
　大規模改修工事が予定されている奈良市の環境清美工場をめぐり、奈良市は６日、およそ２０年前に行われた工事の不備が発覚したと明らかにしました。


　環境清美工場を巡っては、およそ４０年前に建てられた焼却炉の老朽化が進み、およそ１４０億円かけて２０２４年秋から大規模改修を予定しています。工事を請け負う業者の入札には、１１月２１日の期限までに日立造船の１社のみが参加を表明していました。


　しかし、その日立造船からおよそ２０年前に別会社が行った、ダイオキシン削減対策工事で設置された機器などの重量が想定する荷重条件を大きく上回っている可能性があると安全性への疑義に関する通知が提出されていました。


　これを受けて、市は１１月２２日に開札の延期を発表。６日開かれた協議会では安全性への調査の結果、当時、工事を行った三機工業の構造計算に不備があり、正確な総重量が４つの焼却炉合わせて計７５トン上回っていることが確認されたと説明されました。


　三機工業は不備を認め、改めて対策工事を行い、それにかかる費用は全て自社で負担するとしました。対策工事は改修工事の準備期間に行うといい予定していた工期に変更はないということです。また、延期していた開札は６日午後２時に行われ、市は日立造船と仮契約を行ったということです。

　　　　　　　　　　

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