破産法違反の疑い 元中古車販売店の経営者を逮捕
2023.10.31 18:28
- 破産申し立ての手続き準備中に得た利益を、管財人に渡さず債権者に不利益を与えたとして破産法違反の疑いで男が逮捕されました。
- 破産法違反の疑いで逮捕されたのは、奈良市に住む無職の坂本清二容疑者(63)です。
- 警察によりますと、坂本容疑者は令和4年6月、自らが経営する中古車販売店の破産申し立ての手続き準備中にも関わらず、すでに契約を結び代金を受け取っていたビンテージカーを別の50代男性におよそ1000万円で売却し、代金を受け取ったといいます。そして本来、管財人に渡すべき財産を隠し、個人的に使用した疑いが持たれています。坂本容疑者はその後2023年5月に破産手続開始の決定が確定しています。警察は坂本容疑者の認否について、捜査に支障が出るとして明らかにしておらず、今後、詳しい使用目的などについて調べる方針です。坂本容疑者はこれまでにビンテージカーをめぐる詐欺事件で逮捕・起訴されているほか、31日付で別の会社に関わる破産法違反の罪などで起訴されました。