台風7号 接近伝統行事に影響
2023.08.14 18:52
- お盆休みの奈良県に接近している台風7号。伝統行事にも影響が出ています。
- 十津川村では去年、ユネスコの無形文化遺産に登録された「十津川の大踊」が13日、小原地区と西川地区で行われました。このうち西川地区では例年、8月15日に開催されていましたが、台風の接近に伴い急きょ、予定を前倒しすることが決まりました。
- 西川大踊保存会 大谷芳史会長
- 「会員みんなと話し合いました。日程変更の方に(決まりました)。今年はやりたいという気持ちがあります。」
- 当初、予定されていた県内の大学生の参加などは見送られましたが、西川地区の「大踊」が行われるのは新型コロナの影響もあって3年ぶりです。しかし、村によりますと14日開催予定だった武蔵地区の「大踊」は中止が決まったといいます。このほか、春日大社は参拝者の安全を確保するため14日と15日の中元万燈籠を中止するとしています。
- また15日の奈良大文字送り火は安全性の確保が困難として高円山への点火を中止、同じく15日に行われる東大寺の万灯供養会では灯籠を並べず大仏殿で僧侶のみで法要を営むということです。