奈良県 「K―POPイベント」費用総額を大幅圧縮、屋内開催へ
2025.02.13 18:37
- 県が今年10月に開催を予定しているK―POPライブなどの国際交流イベントについて、山下知事は総事業費を大幅に圧縮した上で屋内で開催すると発表しました。
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- 県は友好提携を結ぶ韓国・忠清南道との交流のため、今年10月に総事業費約2億7000万円の日韓音楽交流イベントを、奈良公園で開催するとしていました。しかし、費用対効果などをめぐり県議会が見直しを求めたことなどを受け、県は再検討を進めていました。
- 13日の定例記者会見で山下知事はイベントの事業費について、想定から約9割削減した2900万円に圧縮することを発表しました。
- 山下知事
- 「県議会の意向を踏まえてこうなったということでございます。規模を縮小したかたちで開催することで、ひとまずよかったなと思っておりますし、否定的な意見をお持ちの方もおられますので、そうした皆さんの意向も、予算規模が9分の1に圧縮されるということで(理解を)一定得られるのではないかと考えております」
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- イベントは無料で、10月24日に奈良市のなら100年会館で開かれ、K―POPアーティストが2組から3組派遣されるといいます。具体的なアーティスト名は現時点では未定といい、県によりますと「会場規模に合わせたアーティストになる」と忠清南道側から説明を受けたということです。イベントではこの他、日韓の伝統芸能披露や高校生・大学生によるダンスパフォーマンスなども予定されているということです。
- なお、県ではこのイベントに、日韓文化セミナーの開催事業費300万円を加えた、総額3200万円を新年度当初予算案に盛り込むとしています。