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奈良のニュース
感染拡大つづく インフルエンザ 警報基準に迫る
2023.12.01 18:48

県内ではインフルエンザの感染拡大が続いています。1医療機関あたりの報告数が警報の基準である30人に迫っています。


県によりますと11月26日までの1週間で県内55の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者の数は、定点あたりの平均で28.73人となり、前の週の約1.31倍に増加しました。報告数はこの2週間で2倍近くになっており、警報の基準である30人に迫る勢いです。地域別では中和地域西部の旧葛城保健所管内が、定点あたり46.70人と警報の基準を大きく上回り、東部の旧桜井保健所管内でも30人を超えています。インフルエンザによる入院も増えているといい、県では感染した場合は外出を控えるなど「他の人にうつさない」行動を呼び掛けています。


また、咽頭結膜熱、いわゆるプール熱も定点あたり5.91人と引き続き高い水準で推移しており、県では警報を発令しています。このほか、新型コロナウイルスは定点あたり1.93人で前の週とほぼ変わらず横ばいの状態になっています。