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奈良のニュース
存続か廃止か 山辺高校山添分校 存続願う署名を村長に提出
2025.02.28 18:36

 存続か、廃校かの選択に揺れる山添村の分校をめぐり、存続を求めるグループが署名を集めて、28日、村長に手渡しました。


 山辺高校の山添分校は、農業科と家政科がある4年制の昼間の定時制で、30人の生徒が通学しています。ただ、設置者が村、管理者は県と分かれており、2016年に県教育委員会と文部科学省から是正するよう指導を受け、村は、廃校にするか、学校の管理者となって本校化し、存続させるかの選択を迫られています。


ただ、本校化すれば、校舎の改築費などで財政負担が増えるといいます。こうしたなか、分校の存続を求める卒業生や村民らのグループが署名活動を展開し、およそ3200筆の署名を集めて28日、村役場を訪れ、野村村長に手渡しました。

野村村長

「財政的にも人員的にも、今の状態でいけるのであれば、このまま分校は継続可能だったと思うんですけど、本校化となるとやはり(財政的に)かなり厳しい。」


山添分校の本校化と存続を望む会 永谷義博さん

「何とか残していただきたい。中学校の時に不登校で学校に行けなかった子も、(分校では)休まずに4年間通学して卒業しているというようなことも聞きますし、ここでしか学べないようなものをこれからも続けていってほしいなと思うし。」


山添村は、2025年3月末までに存続か廃校かの結論を出す方針です。