南海トラフ「調査終了」と気象庁 津波注意報すべて解除
2025.01.14 00:03
- 気象庁の評価検討会は、南海トラフ巨大地震の調査を終了すると決めました。発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではないとしています。(共同通信)
- 13日午後9時19分ごろに発生した、日向灘を震源とする最大震度5弱の地震について、気象庁は午後10時30分から専門家による評価検討会を開催し、南海トラフ巨大地震との関連について調査を行っていました。その結果、「南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではない」とし、午後11時45分に「調査終了」を発表しました。
- また、気象庁は午後11時50分、高知県などの津波注意報をすべて解除しました。
- <南海トラフ地震臨時情報とは>
- 南海トラフ地震は駿河湾から日向灘沖にかけてのプレートの境界を震源とする大規模地震で、関東から四国・九州まで広い範囲で大きな被害が発生するおそれがあります。
- 南海トラフ地震が発生する可能性が普段と比べて相対的に高まったと評価された場合に気象庁から「臨時情報」が発表され、南海トラフ地震との関連性について調査を開始します。
- そして有識者による評価検討会が開かれた上で、地震の備えについて「巨大地震警戒」、「巨大地震注意」、「調査終了」の3段階の情報が新たに発表されます。
- 今回は「調査終了」で、「特段の防災対応をとる必要はない」とするものです。