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奈良のニュース
能登半島地震 県から被災地に救援物資
2024.01.05 18:10

 能登半島地震の被災地に向けて5日午前、県からの救援物資を積んだトラックが出発しました。


 田原本町にある県の災害用の備蓄倉庫では、夜明け前から救援物資をトラックに積み込む作業が進められました。支援は石川県庁からの要請を受けたもので、県と協定を結ぶ県トラック協会が輸送を担います。関西広域連合の割り当てで、奈良県が支援する自治体は決まっていて、5日は、七尾市に飲料水3万リットル、羽咋市に携帯トイレ7500個、かほく市にブルーシート1000枚などが用意されました。


県防災統括室 川本訓之 室長補佐

「現地で被災された方が不自由な生活を強いられているということで、本当に1人でも困っている人に届いて、お役に立てたらと思います。」


 救援物資はこの後、13トントラック5台と4トントラック1台に積み替えられ、午後から石川県に順次届いているということです。


 また奈良市は七尾市に水およそ9500リットルを送りました。被災地の自治体に問い合わせた中で要望があったもので午後3時ごろ市の消防局で職員およそ40人によりトラックに積み込まれました。さらに奈良市は支援に必要な情報を集めるため危機管理の部署の職員2人を派遣しました。

奈良市危機管理監 中村正人 参事

「私は何十年か前に阪神淡路大震災を経験していますのでそれに匹敵するくらいの地震ということでものすごく気持ちを引き締めていきたいと思います。水が必要とされておりますのでとにかく早く水をお届けしたいと思います。」


 2人が市役所で情報収集にあたり奈良市は職員や物資の今後の支援を検討することにしています。