2023年の人口動態統計 県 合計特殊出生率が前の年を下回る
2024.06.18 19:02
- 厚生労働省は2023年の人口動態統計を発表し奈良県は子どもの出生率が前の年を下回っていることが分かりました。
- それによりますと1人の女性が一生のうちに出産する子どもの数を表す合計特殊出生率は2023年の全国平均で1.20となり統計の公表を始めた1947年以降過去最低となっています。県内の出生率は1.21で前の年を下回った一方で全国平均を0.01ポイント上回りました。
- これまで全国平均を下回る状況が続いていましたが全国平均を上回るのは2010年以来では初めてだということです。また出生率の減少の要因である人口1000人あたりの婚姻数を示す婚姻率は全国平均が3.9であるのに対し奈良県は3.1と下回りました。県は「出生率などが減少している要因を分析し全庁的に引き続き取り組んでいきたい」としています。