県内経済情勢報告 9期連続「持ち直している」
2024.11.14 18:33
- 奈良財務事務所は、8月から10月までの3カ月間の県内の経済情勢について「持ち直している」として、前回判断を据え置きました。
- 奈良財務事務所は、3カ月に1度、県内の経済状況についてまとめた「経済情勢報告」を発表しています。
- 8月に発表された南海トラフ地震臨時情報などの影響で、防災用品や飲料水の売上が増加した他、インバウンド・国内観光客の増加により、観光関連の業種が好調であることから「個人消費」については、緩やかに回復しつつあるとしています。
- 「生産活動」については、足踏みの状況にあるとしており、電気自動車関連の需要に減少がみられるものの、AI向け半導体関連の受注は好調だということです。
- こうしたことから、全体としては「持ち直している」として、9期連続で前回の判断を据え置きました。
- 奈良財務事務所は、先行きについて「雇用や所得環境が改善しているほか、定額減税などの政策などによって持ち直していくことが期待されるが、海外景気の影響や金融資本市場の変動に十分注意する必要がある」としています。