「大和平野中央田園都市構想」 予算執行の一旦停止で 森町長が必要性訴える
2023.05.31 18:33
- 田原本町の森町長は３１日の定例記者会見の中で、山下知事が予算の執行を一旦停止している事業のうち、まちづくりなどを進める「大和平野中央田園都市構想」について、改めて構想の必要性を強調しました。
- 県と田原本町、川西町、三宅町の磯城郡３町は、雇用の創出のほか県立工科大学の設置などのまちづくりを行う「大和平野中央田園都市構想」の検討を進めてきました。
- 一方、５月就任した山下知事は、この構想を含む大型事業など２０項目の今年度予算の執行を一旦停止し、現地視察などを踏まえて判断する「査定」を行っています。
- 査定の結果は６月１２日に発表される予定で、 田原本町の森町長は３１日の定例記者会見で、「構想は若者の県外流出など、地域の慢性的な課題を解決するためのもの」として必要性を訴えました。
- 田原本町 森町長
- 「町としても「大和平野中央田園都市構想」は、覚書に基づき進めている事業で、議会への報告や説明も毎回させていただいている。もしこれを白紙にするのであれば、踏んできた民主的な手続きを丁寧に戻っていかないといけない。思い付きでやった事業ではなくて、行政対行政でやってきた事業ですので、これをしっかりと踏まえたうえで進めていただきたい。」
