韓国の議員団 宇陀市を訪問 農業政策などで意見交換
2023.03.15 17:52
- 韓国のユン・ソンニョル大統領が１６日来日するのを前に、全羅北道高敞（チョルラプクトコチャン）郡の議員団が宇陀市を訪れ、農業政策などの共通の課題について意見交換を行いました。
- 高敞郡は韓国南西部に位置し、ラズベリーの一種である覆盆子（ポップンジャ）や、スイカなどが名産品で学校給食で有機栽培米を使うなど、有機農業を推進しています。今回の視察は、宇陀市が２０２２年、日本で初めてとなる有機農業の生産から販売消費までの一貫した取り組み「オーガニックビレッジ」を宣言したことがきっかけとなりました。議員らは１５日、葉物野菜を有機・無農薬で栽培し、研修の受け入れなどを行っている山口農園を訪れました。議員らは、作業の効率化や農産品の流通経路などについて話を聞いた後、農園で作られた、オーガニック野菜のペーストなどを手に取っていました。また、ビニールハウスを回り、オリジナルの堆肥について説明を受けていました。
- 高敞郡議会・議長 イム ジョンホさん
- 「日本は国民のために有機栽培をしてるということを見て学びました。国民が安心して食料を食べられるように頑張ってまいりたいと思います。」
- そして、金剛市長を表敬訪問し観光や農業政策といった共通の課題について意見交換を行いました。
- 宇陀市・金剛市長
- 「（日本と韓国が）お互いに交流できる関係を今日はいい機会なので作っていけたらなと思います。」
