金峯山寺の国宝仁王門 解体修理現場を文化庁の調査官視察
2023.08.16 18:15
- 吉野町にある金峯山寺で国宝・仁王門の解体修理が進む中、16日文化庁の調査官が、現場を視察しました。
- 金峯山寺蔵王堂の北側にある国宝の仁王門は14世紀南北朝時代の建立とされています。基礎部分が沈み、部材などの傷みが激しいことから2020年から約70年ぶりの解体修理が進められています。
- きょうは文化庁の調査官や保存修理専門委員会のメンバーが訪れ県の文化財保存事務所の職員から工事の進捗状況の説明を受けながら解体作業などを視察。部材の傷み具合などを調べました。
- 文化庁主任文化財調査官 西山和宏さん
- 「外から見ているよりも部材としては傷んでいないことも分かりましたので、状態を(部材を)すべておろして頂いて見た上で、どう修理していくか考えていく有意義な成果が出たと思います。」
- 工事は、9月中には建物の解体を終え、その後、再度組み立てられ2028年度に完成の予定です。