奈良市の猿沢池 中秋の名月に「采女祭」
2024.09.18 19:10
- 中秋の名月の17日、奈良市にある猿沢池などで采女祭が行われました。
- 「采女祭」は猿沢池のほとりに建つ春日大社の末社、采女神社の例祭で、毎年、中秋の名月の日に行われています。神社での神事が終わり、午後7時過ぎ管弦船の儀が始まりました。
- 船には秋の草花で飾られた長さ2メートル余りの花扇。そして十二単に身を包んだ花扇使と呼ばれる女性らが乗り、月明りの下、ゆっくりと猿沢池を巡ります。采女祭は奈良時代、帝の寵愛が薄れたことを嘆き采女が猿沢池に身を投げた故事にちなんでいて、最後に池に花扇を投げ入れ采女の霊を慰めました。
- 訪れた人々は幻想的な神事に見入っていました。