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奈良のニュース
朝から現場検証 重要文化財「中家住宅」の屋根に被害
2024.07.30 18:49

 29日、安堵町窪田にある国の重要文化財「中家住宅」の屋根などが燃えた火事で30日朝から現場検証などが行われました。


 警察などによりますと29日、午後1時20分ごろ安堵町窪田で「枯草を燃やしていたらかやぶき屋根に燃え広がった」と火元の住宅の女性から警察に通報がありました。


 火は隣接する国の重要文化財「中家住宅」の屋根に燃え移り、およそ13時間50分後に鎮火したということです。30日は、午前9時30分ごろから警察と消防による現場検証が行われました。中家住宅では火事によって屋根のかやが全て取り外されるなどの被害が出ているといいます。警察は詳しい出火原因や燃え移った経緯などを調べています。


近隣住民はー

「バーっと小さな煙になったなと思ったらまた火の粉がバーッと上がるんですよ。この地元としたらショックですよ、安堵町の宝だから。」


 また県に加え、午後2時ごろからは文化庁の職員などが現場に入り、被害の状況を確認したということです。