来年度から 県立公園のバリアフリー化など 機能拡充へ
2023.12.22 18:40
- 県は県立の公園を、障害のある人や子育て世帯など誰もが使いやすい公園にするため、来年度からバリアフリー化などを行うと発表しました。
- 工事の対象となるのは馬見丘陵公園、奈良公園、大渕池公園、竜田公園、そして大和民俗公園の5カ所です。来年度から工事に着手し、園内の通路の段差解消のほか、階段への手すりの設置、トイレの洋式化、授乳施設の設置などを予定しています。
- 県では、障害のある人はもちろん、子育て世代に配慮した公園にすることで利用を促し、高齢者の健康増進にもつなげたいとしています。5年間で総事業費約22億円を見込んでいて、国庫支出金のほか県債などを財源にあてるということです。また山下知事はこの1年を大規模広域防災拠点や近鉄奈良線の移設など前知事がすすめた大型事業を止めることができたことはよかったと振り返り、来年は、こうした事業の後の処理をしつつ奈良県の発展に向け、ポテンシャルをいかした取り組みを本格的にやっていきたいと話しました。