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奈良のニュース
春日大社 夫婦大国社 「こけら葺き」の屋根 葺き替え進む
2024.08.19 18:42

 春日大社の境内にある末社、夫婦大国社で行われている屋根の葺き替え工事が、19日、報道陣に公開されました。

 春日大社の夫婦大国社は、全国で唯一、大国主命の夫婦をまつっていて、1633年に造られた今の社殿は、国の重要文化財に指定されています。屋根の葺き替えは、定期的に行う式年造替に合わせたもので、今回は2004年以来、20年ぶりです。


 屋根は、杉の板を使ったこけら葺き。作業は7月下旬から始まり、古い板をはがして下地を補修したあと、職人が厚さ3ミリから4ミリの板を少しずつずらしながら竹釘を打ち込み、整えていきます。

 使われる板はあわせておよそ6万6千枚。これまでの20年で傷みが進み、一部に穴が開いて雨漏りもしたといいます。


 今回の葺き替えでは、30センチ間隔に薄い銅板を挟み込み、腐食の原因となる菌の発生を抑える工夫が施されています。このほか、樹脂を染み込ませた板を一部の範囲に使い、耐久性を観察する試みも行うということです。


春日大社 広報・秋田 真吾さん

「10月上旬には竣工致しますので、ぜひ多くの方々にお参りいただきたいと願っております。」