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奈良のニュース
奈良市 ふるさと納税10億円を目標に
2023.10.10 18:50

 都市部では税金の流出が問題となっているふるさと納税について、奈良市は2023年度の納税額の目標を10億円に設定し、黒字化をめざすことを発表しました。


 奈良市によりますと、2022年度市民がふるさと納税で市外へ寄附した総額は約33億円で、納税額の流出は約14億円にのぼります。


これを補うためには、ふるさと納税で約7億円を集める必要があり、奈良市は今年度の目標を10億円に定めました。

2022年度の寄附額は約3億3300万円で、仲川市長は 10月新たなホームページをオープンするほか、魅力的な返礼品の開発に引き続き取り組み黒字化をめざしたいとしました。

仲川市長は

「(ふるさと納税の)売り上げを増やして良い事業をしていくのが自治体の責務になりつつありますので、これから自ら行動しないと税金も入ってこない時代になりましたので、

意識改革をしっかりとやっていきたいと思っています。」と話しています。


またシカの保護施設「鹿苑」で、保護されているシカに十分な餌を与えないなどの虐待があったという通報について、仲川市長は外部の有識者の意見を聞いたうえで、結論を出したいとしました。


また、農作物や人に危害を与えたシカを収容する「特別柵」については、動物愛護の視点も無視できず、鹿苑の中で管理していくのがいいのか違う方法もあるのか、議論していきたいとしています。