生駒市壱分町などでの大規模開発計画 開発許可取り消し求め 住民が県を提訴
2024.11.28 18:38
- 生駒市壱分町で住宅地などを作る大規模開発計画について、県が安全性を確認しないまま開発許可を出したとして、住民が許可の取り消しを求める訴えを起こしました。
- 提訴したのは地域住民2人で28日、代表らが奈良地裁に訴状を提出しました。訴状によりますと、生駒市壱分町などでは12万平方メートルあまりの土地に住宅地などを作る大規模な開発が計画されていて、県は2024年6月、大阪に本社を置く開発業者に開発の許可を出しました。
- 開発では、谷を埋めるための盛り土が計画されているといい、代理人弁護士によりますと、本来であれば都市計画法上、防災措置を行う必要があるにも関わらず、地盤の調査など必要な調査が不十分であり県が安全性を確認せずに開発の許可を出したことが、違反にあたると指摘しました。
- 原告の代表は「県に問題点を指摘したが、回答がないまま開発許可を出した。個人の生活をないがしろにしているのか。許せない」と話しました。
- なお県は「訴状が届いていないため、コメントは控えさせていただきます」とコメントしています。