東大寺二月堂の修二会で「籠松明」
2025.03.13 16:58
- お水取りの名で知られる東大寺・二月堂の修二会で12日、籠松明と呼ばれる大きな松明が上がりました。

- 修二会は、練行衆と呼ばれる僧侶が、人々に代わって罪を懺悔し、平和と国の安泰などを祈るもので、大和に春を告げる行事とされています。奈良時代から一度も絶えることなく続いており、2025年で1274回目を迎えました。たいまつは修二会の本行期間中、練行衆を導く明かりとして毎日灯されています。

- 12日は、籠松明と呼ばれる長さおよそ8メートルの大きな松明が11本上がり、夜空に真っ赤な火の粉が舞いました。激しく燃える松明が、二月堂の舞台を駆けると訪れた人から歓声が上がりました。

- 修二会は、15日に満行を迎えます。