パリ五輪 柔道混合団体新添左季選手(橿原市出身)が銀メダル
2024.08.05 18:36
- パリ・オリンピックは大会9日目の3日、柔道の混合団体が行われ、橿原市出身の新添左季選手が日本の銀メダルに貢献しました。
- 柔道競技の締めくくり。個人戦に出場した男女3人ずつの6人で争う混合団体は、4点先取した方が勝ちとなります。セルビアとの準々決勝。2人目には、個人戦メダルなしに終わり悔しい思いをした新添選手が登場します。新添選手は、開始1分半技ありでリードを奪うと、最後は、磨き抜いてきた得意の内股で一本勝ち。日本は4対1で準決勝進出を決めました。
- 続く準決勝は、東京大会銅メダルのドイツとの対戦です。1人目に登場した新添選手。互いに決め手がないまま迎えたゴールデンスコア・延長戦。疲れが見え始めますがそれでも新添選手は、執念で技ありを奪い、優勢勝ち。チームにいい流れを作ります。4―0、日本は準決勝を快勝しました。
- そして迎えた決勝。相手は、東京大会で敗れている開催国・フランスです。この試合、新添選手の出場はありませんでしたが3対3、大接戦となりルーレットで選ばれた代表戦。斉藤立選手に、日本の初優勝が託されます。しかし、男子100キロ超級を制したテディ・リネール選手に敗れ、あと一歩及びませんでした。それでも、それぞれが個人戦の悔しさを胸にチームのために戦った混合団体。新添選手の胸にも銀メダルが輝きました。
- また、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は、準々決勝。5回目の頂点を狙うアメリカと対戦しました。上牧町出身の守屋都弥選手も出場し、攻守に活躍します。しかし、日本は延長前半、左サイドを破られ失点。女子サッカー界の強豪・アメリカを追い詰めるも、0対1、東京大会に続き準々決勝敗退です。
- 続いては、アーチェリー。3日、女子個人の3回戦に近畿大学出身でいまも練習拠点を生駒市に置くオリンピック初出場の野田紗月選手が登場。野田選手はトルコのゴキル選手を相手に前半リードしますが、4対6。逆転負けです。男子も含め、アーチェリーの日本勢は全て姿を消すことになりました。
- そして、奈良ゆかりの選手6人が出場するホッケー女子は1次リーグ最終戦。世界ランク1位のオランダを相手に第2クオーター。天理大学出身・長谷川美優選手を起点に1点を返すも、1対5で敗戦。1次リーグを5位で終え、準々決勝進出とはなりませんでした。