平城宮いざない館で植物画展
2024.12.12 18:36
- 奈良市の平城宮いざない館では、植物画を集めた企画展が開かれています。
- 平城宮いざない館では、世界トップレベルの植物の研究機関とされるイギリス王立植物園・キューガーデンの植物画家で、奈良出身の山中麻須美さんを講師に迎え、毎年植物画の教室を開いています。
- 今回初めて行われた企画展では、教室の受講生が春日大社の萬葉植物園に咲く草花を描いた作品が並びました。植物画は、研究資料としての役割を担うため、美しさだけではなく、実物大のサイズで描くなど、科学的に正しく表現することが求められます。
- 会場には、山中さんが師と仰ぐイギリス人画家の作品や画材をはじめ、日本の植物図鑑や、植物学の父・牧野富太郎を描いたドラマで使われた絵など、山中さんが手ほどきした教え子の作品も展示されています。
- 生まれ育った奈良で、植物画の技術や思想を次の世代に伝える取り組み。そんな思いも詰まった企画展は、2025年2月9日まで開かれています。